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どこにも自分の居場所を感じられなくて、それでもなんとか社会と折り合いつけてこうと足掻いているキミも!

自分の好きなもの、得意なことに自信が持てなくて「結局僕は何者にもなれないまま死んでいくんじゃないか……」と怯えているキミも!

自分が感じている「他者からの愛」なんて、本当は全部自分の妄想なんじゃないか……って考え始めたら止まらなくなるキミも!

それでも誰かに愛してほしくて必死になればなるほど、人の気持ちが離れていくことに絶望しているキミも!

台風でおうちから出られないこんな日は、YouTubeの芸人さんの公式チャンネルで配信されている「ジョーカーみの強い」暗いコントを見てどんどんテンション下げていこうね!

ということで、映画『ジョーカー』を観て凹んだ人におすすめしたいコント三選 inYouTube!

ひょんなことから合コンに参加することになった四十代の独身男性・菅原。彼はそこで出会った二十歳年下の女性・麻衣と意気投合し、本気で心惹かれていく――という“物語”を、「菅原」の視点と「麻衣」の視点から描くビターなコント。
「自分が見えている世界の不確かさ」を赤裸々に突きつけられ、笑いながらも怖さと寂しさを感じてしまう作品です。真面目で小市民的な人物に思えた菅原が、「怪物」へ変わっていくさまをたった18分足らずで描き切る、バカリズム・升野さんの卓越した演技力にも注目。

「だるまさんがころんだ」→「田沼さんがころんだ」→「田沼さんこんちは」と、ゆるいボキャブラから始まって、一人の中年男性「田沼さん」の人生を、「だるまさんがころんだ」と韻を踏みながら追っていく言葉遊びのネタ。
池田さん演じる、明るくひょうきんなおじさんだった「田沼さん」が、会社をリストラされ人生で「ころんだ」のをきっかけに転げ落ちていくさま、そして最後に村上さんが言い放つブラックな「オチ」が、何とも言えない余韻を残す一作です。

ラジオ番組のDJ「ネイビー柳川」の出待ちをしていた青年。「先週、初めてハガキが読まれた」と伝え、柳川から優しい言葉をかけられた青年は、その日から毎週、彼を出待ちするようになる。しかし、徐々に「ハガキを読んでもらえない」ことへの不満を漏らし始めるようになり……。
ストーカー化するファンを大水さんが怪演する、ラバーガール版『キング・オブ・コメディ』。
最後の最後で「狂いきれなかった」青年のもの悲しさと、DJのつぶやきに滲むエンターテイナーの「業」。怖さだけでない、割り切れない後味を残す傑作コントです。